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深セン市地下鉄で転倒事故 12人負傷

2015年04月23日

【新唐人2015年04月23日】大晦日の日に上海で発生した転倒事故が記憶に新しいのですが、4月20日午前8時半、広東省深セン市の地下鉄でも転倒事故が発生し、12人が負傷しました。中には妊婦2人も含まれています。

 

深セン市地下鉄はミニブログ(微博)を通じて、朝食を抜いたため貧血を起こした女性客がホームで倒れたことがきっかけで、他の乗客のパニックを起こしたと説明しました。これに対し、駅のホームには警備員がいたはずなのに、客が倒れた時になぜ適切な処理ができなかったのかと指摘する声が聞かれました。

 

深セン市の民主活動家は、中国で転倒事故が絶えないのは、政府の管理能力の欠如によるもので、過去の事件から教訓を汲み取っていないと指摘します。

 

深セン市の民主活動家 任銘さん

「この種のことは中国で、頻繁に起きています。人々は長期にわたって、非理性的な社会統制の下で、安心感がありません。パニックに陥ると死傷者が出やすいのです」

 

今回の転倒事故は朝のラッシュ時間帯に発生しました。目撃者によると、当時人々は洪水のように押し寄せ、わずか3分間のうちに集団パニックになりました。また、別の目撃者は「人生で最も暗黒な3分だった」と当時の様子を語りました。

 

広州市人権活動家 劉少明さん

「公衆道徳と社会秩序が全くありません。社会制度がこのようだから、この種の事件が絶えないのです。政府にとって公共安全は重点ではなく、公共サービスも金儲けが目的です。多くの突発事件に対する政府の対処はとても悪く、米国や西側国家のように命を尊重していません」

 

報道によると、深セン市の地下鉄では過去にも将棋倒しや雑踏(ざっとう)事故が何度も発生し、毎回負傷者を出しています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/04/21/a1192197.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/李)

 

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